活動名: |
沖縄本島一周チャレンジ子供長期自然体験村 |
実施期間: |
2003年3月21日(金)~3月31日(月)10泊11日 |
活動の目標及び特色 |
子供たちが親から離れた、共同生活の中で沖縄本島一周350キロをMTB、徒歩、カヌーという自分の力で挑戦する、その中で、自然体験活動、冒険プログラム、動物とのふれあい、地域文化体験、環境教育などを体験する。
沖縄本島一周子ども長期自然体験村は、これまで子供たちが体験したことのない世界に勇気を出して挑戦してみることで、「自信はないけどやってみる、成し遂げてみる」という想いから、成功体験による「やればできた」という想いへと変化することを狙いとし、子供たちが日常生活の中でも何事にも自信を持って取り組めるような心を持つことを主眼においた。 体力的にも精神的にも辛い活動の中から、下記の3つのことについて直接体で感じ、体験することを目的にした。
1. |
人と人との関わりの大切さを考える。
MTB、徒歩、カヌーという3つの手段を用いる中で、峠を越えるときに自然と出てくる「がんばれ」という仲間を気遣う言葉、そしてその言葉に元気付けられる子供たちが、苦しいことも楽しいことも一人でしているのではないということを感じられるようになること。 |
2. |
自分に自身を持つ。
今まで経験したことのない、大人でも容易でない冒険を最初から最後までやりきることで自分に自信をつけ、日常生活のちょっとした出来事においても今回の体験が生かされどんなことがあっても「やればできる」という自分への自信を持つこと。 |
3. |
自然の素晴らしさと大切さを感じる。
沖縄の都市部と北部のやんばるをエコ手段を用いて体で感じることで、自然は自分たちにとってどんな存在であるのかを再認識する。 また、普段の生活では目に付かない沖縄独自の自然について、子供たちが本島一周を成し遂げた裏には沖縄の自然があり、そこで自分たちは生きているんだということを実感する。 |
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活動の規模 |
講師・指導者11人,募集人数(子ども)24人,ほか団体構成員等
2人 |
案(活動プログラム) |
3月21日(金) |
17:00沖縄国際ユースホステル集合、夕食アイスブレーキング |
沖縄本島一周オリエンテーション |
沖縄国際YH泊 |
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3月22日(土) |
午前カヌートレーニング(漫湖公園) |
午後MTB講習・整備(沖縄県バイコロジーを進める会)
自転車安全教室(豊見城警察署交通指導)
遠征機材準備 |
夜 沖縄本島一周プレゼンテーション、部屋撤収準備 |
沖縄国際YH泊 |
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3月23日(日) |
起床朝食、出発、徒歩南部一周コース |
午前18キロ |
昼食キャン岬 |
午後徒歩18キロ |
夕食自炊 |
玉城少年自然の家キャンプ場 |
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3月24日(月) |
起床朝食 出発、徒歩東海岸コース |
午前12キロ |
昼食西原北浜 |
午後10キロ |
夕食自炊 |
沖縄県総合スポーツ公園キャンプ場 |
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3月25日(火) |
起床朝食、MTB出発東海岸コース |
午前40キロ |
昼食宜野座村 |
午後35キロ |
夕食自炊 |
東村村民の森キャンプ場 |
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3月26日(水) |
起床朝食、MTB出発東山岳コース |
午前25キロ |
昼食国頭村 |
午後25キロ |
夕食自炊 |
国頭村奥やんばるの里民家貸切 |
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3月27日(木) |
起床朝食 |
午前沢登り |
昼食後MTB出発30キロ |
西海岸コース |
夕食自炊 |
大宜味村塩屋キャンプ場 |
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3月28日(金) |
起床朝食 西海岸カヌー10キロ |
昼食海岸 |
午後カヌー10キロ |
羽地内海 |
夕食宿舎 |
民宿 なんま森泊 |
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3月29日(土) |
起床朝食 MTB出発本部半島コース |
午前40キロ |
昼食今帰仁 |
午後40キロ |
夕食自炊 |
恩納村真栄田岬YHキャンプ場 |
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3月30日(日) |
起床朝食 徒歩出発西海岸コース16キロ |
昼食北谷町 |
午後18キロ |
沖縄国際ユースホステル着18時予定 |
生還パーティー |
沖縄国際YH泊 |
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3月31日(月) |
起床朝食 遠征機材後片付け、報告ふりかえりプレゼンテーション |
12:00 沖縄国際ユースホステル解散 |
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活動場所の概要 |
沖縄本島全域外周350キロを 徒歩 カヌー MTBにて、野外旅行活動 那覇市沖縄国際ユースホステル、都市部環境学習、MTB安全教室、危険予知トレーニング、カヌートレーニング基地 玉城少年自然の家キャンプ場・沖縄県総合運動公園キャンプ場・東村村民の森キャンプ場・国頭村半地海岸キャンプ場 恩納村真栄田岬YHキャンプ場は、雨天時施設利用が可能 国頭村奥やんばるの里民家は昔の沖縄の生活体験、また、カヌー遠征後は民宿泊とし風呂の利用が出来るよう宿泊場所を選定した。 また、最終日は報告振り返りプレゼンテーションを参加者父兄を招き実施できるよう設定した。 |
指導者名及び指導体制 |
ホステリングディレクター |
福島 誠司(沖縄国際ユースホステル) |
キャンプディレクター |
黒澤 毅(大阪成蹊大学) |
プログラムディレクター |
近藤 進(福岡FCA専門学校講師・福岡R&S専門学校講師) |
マネジメントディレクター |
伊是名 友也(沖縄国際ユースホステル) |
アシスタント |
1名 |
カウンセラー |
4名 |
講師 |
3名
沖縄県バイコロジーを進める会、沖縄県交通安全協会、豊見城警察署交通指導課 |
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子どもの健康・安全対策 |
MTBサイクリングに関しては4名1班にファシリテーターが1名伴走し各班いっでも携帯電話にて連絡が取れるようにする(整備車両1台・運搬トラック1台・本部救急車両1台伴走)。 また、自転車、徒歩の安全教室を行うほか自転車の整備士による安全点検も行う。(道路使用許可申請)
カヌー海のプログラムについても4名1班にスタッフが1名伴走し常にジェットボート(GPS装備)で伴走する。(海上保安庁の水路許可申請)各プログラムにおいても環境学習自然体験のスタッフ(野外)冒険教育の専門のスタッフが同行し健康安全管理を徹底する。
その他道路事情、天候を考慮し都市部では早朝分散出発とし、常にインターネットの天気状況の変化の把握等にも努める。(海のプログラムでは特に中止基準を設定し、代替プログラムも全日程に用意した。) |
期待される成果 |
一つは環境に配慮した生活が出来るようになること、二つ目は子供たちが自ら考え、主体的に関わるプログラムを取り入れ自主性や協調性を養う。 子供たち自身の目標設定からやり遂げる「やれば出来た」という自信を養い、日常生活の中で何事にも自信を持って取り組めるようなチャレンジ精神を育てる。 |
その他 |
沖縄のすばらしい自然環境、文化歴史、平和、人々を知る機会となる「つながり」 期間中は沖縄国際ユースホステルのホームページ事業報告にて、毎日の様子をUPする。 URL.http://www.jyh.gr..jp/Okinawa/ |